2022年の記事一覧
いまづ先生の漢方講座 <ビジネスパーソン編> Vol.1 肩こり
現代を生きる私たちは、仕事に家事、育児と忙しい日々を送っています。最近ではさらにコロナ禍ということもあり、小さな不調を抱えつつも病院から足が遠のいている人も多…
在宅介護と漢方薬(2)介護疲れにこそ漢方を役立ててほしい理由
前回は、認知症があり、自宅で療養している高齢者に対して、漢方薬をどう役立てるかについて紹介しました。しかし、介護の現場では、在宅で介護を受ける人だけでなく、介…
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
黄連解毒湯は熱による毒症状の解毒が期待できる漢方薬で、炎症など熱の発生を伴う諸症状や出血、皮膚のかゆみを抑えるのに使われています。
<『便秘』の改善と漢方薬&過敏性腸症候群にも漢方薬が役立つ 編集後記>
便秘や下痢など、多くの人が悩んでいる症状について、川崎医科大学総合医療センターの眞部紀明先生に2回にわたってお話を伺いました。
在宅介護と漢方薬(1)高齢者の介護に漢方薬を役立てる3つのポイント
介護が必要な状態になっても、住み慣れた自宅で療養したいと考える人の数は、年々増加しています。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
当帰芍薬散は桂枝茯苓丸、加味逍遙散とともに「婦人科三大漢方薬」に数えられます。痩せ型、色白で体力のないタイプの人に有用です。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
半夏厚朴湯は、のどに球が詰まっているような感覚のする「ヒステリー球」や、梅の種がつかえているような感覚のする「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれる、のどの違和感を…
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
防風通聖散の本質は、脂質代謝異常を正常化することにあります。そのため、脂質代謝に異常をきたすほど内臓脂肪が多い人には、内臓脂肪を減らすことで減量・便秘に効果を…
<月経に潜む『未病』と漢方 編集後記>月経の不快、「しょうがない」「当たり前」だとあきらめないで!
みなさんは、月経について周囲の方たちとどのくらい話をするでしょうか。女性同士なら「生理痛が重い」「経血量が多い」といった話や、布ナプキンや月経カップなど「こん…
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
桂枝茯苓丸は「女性の三大処方」と呼ばれる漢方薬のうちのひとつで、漢方医学でいう血の流れが悪く滞っている「瘀血(おけつ)」の状態のときに使うとよいとされてきまし…
なかなか治らない下痢 過敏性腸症候群にも漢方薬が役立つ
薬を服用しているのになかなか下痢が止まらない、急に腹痛が襲ってくるので外出するのも不安になる――そんな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。慢性的な下痢の主要…
市販薬の使い過ぎが悪化を招くことも 「便秘」の改善と漢方薬
便が何日も出ない、お腹の張りが続く、排便時に痛みが出る――。多くの人が悩んでいる「便秘」。しかし「誤った市販薬の使用によって、便秘を悪化させてしまう人も少なくあ…
Vol.3 “身体に優しい”漢方・生薬製剤の“不都合な真実” |漢方薬の歴史と未来
「天然由来の物だから」「昔から使われているから」、漢方は身体に優しい――そんなイメージをいまだにお持ちの方は、さすがにもう多くはないと思います。トリカブトなど、…
<第71回日本東洋医学会学術総会 市民公開講座レポート>漢方薬によるかぜ対策ならびに新型コロナウイルスへの漢方薬の効果の可能性
2021年8月13~15日、第71回東洋医学会学術総会が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を鑑み、オンラインで開催されました。最終日に行われた市民公開講座「東洋医学…
<新型コロナウイルス感染症と漢方薬>新型コロナ後遺症治療は改善の実感がポイント
新型コロナウイルス感染症の流行は2021年11月、日本国内の感染者数が大きく減少し、ひとつの転換期を迎えています。現在は、新型コロナウイルス感染者数は減っているもの…
後編:月経痛の強さ・経血量が目安に 月経に潜む「未病」には漢方薬と養生を
月経の量や痛みは個人差が大きく、「これくらいは自分にとって普通」だと思ってしまいがちです。また、年齢を重ねるごとに、月経に限らず多少不調があるのが当たり前の状…
【連載】Vol.3 生姜|くらしと生薬
日本のくらしに古くから根づいている生薬。たとえば、ショウガやニンジンなど、私たちの身近にあるような植物も、生薬として用いられています。