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枳実(きじつ)

[生薬辞典]

枳実(きじつ)

基原

ミカン科(Rutaceae)のダイダイCitrus aurantium L. var. daidai Makino、ナツミカンCitrus natsudaidai Hayata、又は近縁植物の未熟果実をそのまま、又はそれを半分に横切りしたもの

主な薬理

枳実は胃炎を主訴とする大柴胡湯、四逆散、五積散、茯苓飲、皮膚疾患を主訴とする荊芥連翹湯、清上防風湯、排膿散及湯、便秘を効能に持つ潤腸湯、大承気湯、麻子仁丸、通導散、あるいは感冒に用いられる参蘇飲、竹じょ温胆湯に配合される生薬です。
枳実単独では以下に示す、胃腸運動調整、抗アレルギー、血流増加、子宮筋収縮作用が報告されています。


活性成分

[胃腸運動調整作用]2)
水製エキス.
[抗アレルギー作用]3,4)
水製エキス,ナリンギン(naringin),ネオヘスペリジン(neohesperidin).
[血管血流増加作用]2)
水製エキス,シネフリン(synephrine).
[子宮筋収縮作用]2)
水製エキス.

引用

1) 土田貴志ら:Natural Medicines,49,249(1995)
2) 鹿野美弘ら:現代東洋医学,6,52(1985).
3) 江田昭英ら:日本薬理学雑誌,66,366(1970).
4) 鹿野美弘ら:生薬学雑誌,37,204(1983).


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