QLife漢方が、『漢方薬』の効果や効能、医学的・科学的情報を、わかりやすくお伝えします。

新規会員登録

貝母(ばいも)

[生薬辞典]

貝母(ばいも)

基原

ユリ科(Liliaceae)のアミガサユリFritillaria verticillata Willdenow var. thunbergii Bakerの鱗茎

主な薬理

貝母は咳嗽を主訴とする清肺湯や滋陰至宝湯に配合される生薬です。
貝母単独では以下に示す、鎮咳、強心、血圧降下作用などが報告されています。


活性成分

[冠血管拡張作用]3)
メタノールエキス,粗アルカロイド画分.
[強心作用]1)
メタノールエキス,粗アルカロイド画分.
[抗セロトニン作用]1)
メタノールエキス,粗アルカロイド画分.
[抗コリン作用]1)
粗アルカロイド画分.
[鎮咳・鎮静作用]2,3)
ペイミン(peimine),ペイミノシド(peiminoside).
[血圧降下作用]4,5)
ペイミン(peimine),ペイミノシド(peiminoside).
[ACE阻害作用]5)
コリオル酸〔(±)-coriolicacid〕,ジモルフェコル酸〔(±)-α,-β-dimorphecolicacid〕,ヒドロキシオクタデカジエン酸〔(9E,11E)-(±)-13-hydroxyoctadeca-9,11-dienoicacid〕.

引用

1) 金子 光ら:第2回和漢医薬学会講演要旨集,37(1985).
2) 張 昌紹ら:中華医学雑誌,35,353(1949). 
3) 銭 伯初ら:葯学学報,20,306(1985).
4) 菊地健三ら:日薬理誌,57,49§(1961).
5) 新津和明ら:生薬学雑誌,41,174(1987).

この生薬が使われる代表的な漢方処方


記事の見出し、記事内容、およびリンク先の記事内容は株式会社QLifeの法人としての意見・見解を示すものではありません。掲載されている記事や写真などの無断転載を禁じます。