2017年の記事一覧
漢方医は患者をこう診ている(1)望診・聞診
漢方では診察の方法として四診(ししん)と呼ばれる4種類の診察方法があります。視覚を用いた診察である「望診」、聴覚と嗅覚を用いた診察である「聞診」、現病歴や既往歴…
【学会レポート】漢方薬に医療費削減効果はある?ない?
東京大学大学院の康永秀生教授は、6月に名古屋で開催された第68回日本東洋医学会学術集会のシンポジウムで講演し、DPCを採用する医療機関の入院患者データベースから、漢…
【学会レポート】がん治療中の末梢神経障害や口内炎に対して漢方薬ができることは
札幌東徳洲会病院先端外科センター長の河野透先生は、6月に名古屋で開催された第68回日本東洋医学会学術集会のシンポジウムで講演し、がん化学療法による末梢神経障害に牛…
診療・治療ガイドラインに掲載された漢方薬(4)前立腺肥大症・男性下部尿路症状
前立腺肥大症は、加齢に伴って進行する前立腺が腫れる病気です。前立腺の肥大により、尿道が狭くなり尿勢の低下や残尿感などの症状が出る場合があります。
診療・治療ガイドラインに掲載された漢方薬(3)全身性強皮症
日本皮膚科学会が2012年に発行した、「全身性強皮症診療ガイドライン」(日本皮膚科学会雑誌)では、六君子湯と大建中湯が掲載されています。
診療・治療ガイドラインに掲載された漢方薬(2)喘息・咳嗽(がいそう)
喘息は、息をする時にゼーゼー、ヒューヒューという音や、咳・痰、息苦しさを伴う発作を繰り返す病気です。特に夜間から早朝にかけて喘息発作は出現しやすいといわれてい…
診療・治療ガイドラインに掲載された漢方薬(1)認知症・心身症
厚生労働省によると、65歳以上で認知症の患者さんは2012年時点で約462万人。日本神経学会が2010年に発行した「認知症疾患治療ガイドライン 2010」(医学書院)では、抑肝…
ふるもと整形外科 古本敬明院長
病院に行けば、医師が病気を治すことが当たり前だと考える患者さんが多い中で、“自由自在主義”を掲げる私は、患者さんにとって必要なのは正しく今の状況を理解し、自分で…
日本薬科大学の社会人向けプログラム「漢方アロマコース」 第2期生の募集を開始
日本薬科大学が2016年4月に開講した社会人向けプログラム「漢方アロマコース」で、第2期生となる2017年度の募集が開始されました。
茯苓の国内生産に大きな一歩 北海道・石狩市に屋内栽培施設が完成
漢方薬の原料となる生薬はほとんどが中国からの輸入です。しかし中国で、経済成長を背景に生薬の需要が拡大し、輸入価格が高騰。そうしたことを背景に、近年、生薬の国内…