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漢方薬の活躍:西洋薬では限界があるケース

[漢方薬とは] 2010/07/05
 漢方薬以外の医療用医薬品を便宜上、西洋薬と呼ぶとすると、西洋薬の多くは、単一の有効成分から作られています。そのため、切れ味が鋭く、速効性があることが多いのが特長です。「感染症の菌を殺す」「熱や痛みをとる」「血圧を下げる」といった一つの症状や病気に対する直接的な治療に適しています。例えば感染症や伝染病は、抗生物質の普及やさまざまな西洋薬の開発によって、比較的容易に治すことができるようになりました。

 一方で漢方薬は、複数の生薬(天然物)を組み合わせて作られた薬です。慢性的な病気や全身的な病気を治療する時など、複雑で多彩な症状に効果を発揮することが多いといえます。

 高齢社会に突入したわが国では、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の増加が問題になっている他、免疫異常による気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や心身症など、複雑な病気が増えてきました。西洋医学では病名を特定しにくく、的確な対応が難しい時にも、漢方薬は症状や所見から総合的に判断して処方することができるので、西洋薬とは違う役割が期待されます。

 西洋薬を患者さんの症状数に応じていくつも処方するのではなく、西洋薬に漢方薬を加えて複数の症状に対処したり、漢方薬を中心に使用しつつも急性期の要所要所で西洋薬を使うなど、それぞれの長所を生かした新しい治療法が取り入れられてきています。

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