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もっと学びたいナースたちへ 聖路加国際大学で看護に役立つ漢方医学セミナー開催

[漢方ニュース] 2014/11/05

 2014年10月、聖路加国際大学で同大学とツムラが主催し、看護師を対象にした「看護に役立つ漢方医学セミナー」の第1回セミナーが開催されました。講師はQLife漢方でも度々登場する芝大門いまづクリニックの今津嘉宏先生。
 「福岡県立大学が行った調査で、“看護基礎教育において、漢方医療に関する講義や演習を取り入れているかを聞いたところ、漢方教育を取り入れている機関の割合はわずか3.6%でした。ということは、日本のほぼ全てのナースが、漢方の専門教育はもちろん、基本的知識についてもしっかりと学んだことが無いといえます。このセミナーを通して、漢方医学について、患者さんならびにご家族の方へわかりやすく説明ができるようになってほしいですね」と、今津先生は語ります。
 開催1週間前にはすべての席が埋まるなど、漢方への関心の高さがうかがえました。

知ってるようで知らない漢方医学を分かりやすく解説

 第1回目のテーマは「葛根湯の基礎知識」。市販薬などでもなじみの深い葛根湯を例に「漢方とは何か」「漢方薬の作用機序、副作用」「漢方薬の内服方法、投与量」などを分かりやすく解説。
 「葛根湯をはじめ、多くの漢方薬に含まれている生薬の1つに甘草(カンゾウ)があります。甘草の主成分であるグリチルリチンは、大量に摂取することで、まれに偽アルデステロン症を生じる恐れがあります。実はこの甘草が含まれるのは医薬品だけではないのです。甘草は、醤油や味噌などの“甘味”にも使われており、誰にでも過剰摂取となるリスクをはらんでいます」(今津先生)
 会場に集まった看護師の皆さんも「初めて聞いた」ことばかりのようで、熱心にメモを取っていました。

 同セミナーは12月までのシリーズで全4回開催されます。参加ご希望の方は http://edu-sk.luke.ac.jp/ から。

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