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麦門冬(ばくもんどう)

[生薬辞典]

麦門冬(ばくもんどう)

基原

ユリ科(Liliaceae)のジャノヒゲOphiopogon japonicus Ker-Gawler又はその他同属植物の根の膨大部

主な薬理

麦門冬は,咳嗽を主訴とする麦門冬湯,清肺湯,滋陰至宝湯,滋陰降火湯に配合される生薬です.
麦門冬単独では,以下に示す鎮咳作用,去痰作用,気管支拡張作用が報告されています.


活性成分

[鎮咳作用]2,12)
オフィオポゴニン(ophiopogoninD)、メチルオフィオボゴナノン(methylophiopogonanoneA,B)
熊本大学・星薬科大学の共同研究より、麦門冬の主薬効である鎮咳作用成分としてステロイドサポニンとホモイソフラボノイドが明らかとなりました。
麦門冬から抽出したステロイドサポニンであるオフィオポゴニンとメチルオフィオポゴナノンA,Bは、気管支炎動物において強い末梢性鎮咳作用を示します。
[去痰作用]3-6)
水製エキス
ラット肺胞II型上皮細胞において、肺サーファクタント(Phosphatidylcholine) 分泌を促進します。
[気管支拡張作用]7)
水製エキス
SO2ガス暴露による気管支炎モデルラットに経口投与したところ、アセチルコリンによる気管支収縮を抑制しました。
[血糖降下作用]8) 
水製エキス
[抗炎症作用]9)
水製エキス
[抗アレルギー作用]10)
水製エキス
[抗腫瘍作用]11)
水製エキス

引用

1) 庄司順三:現代東洋医学,9,64(1988).
2) 宮田 健ら:第9回和漢医薬学会要旨集,p.20(1992).
3) 宮田 健ら:漢方と免疫・アレルギー,8,78(1994).
4) 宮田 健ら:和漢医薬学雑誌,14,414(1997).
5) 宮田 健ら:漢方と免疫・アレルギー,10,21(1996).
6) 宮田 健ら:漢方と免疫・アレルギー,11,52(1997).
7) 宮田 健ら:漢方と免疫・アレルギー,5,60(1991).
8) 江田昭英ら:日薬理誌, 67,223(1971).
9) 柴田 丸ら:星薬科大学紀要,13,223(1979).
10) A.Mita,et al. :Biomedicine,31,223(1979).
11) 平井康昭ら:日本生薬学会27年会講演要旨集,p.36(1980).
12) 亀井淳三ら:第19回和漢医薬学会大会講演要旨集,p.19(2002).


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