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生姜(しょうきょう)

[生薬辞典]

生姜(しょうきょう)

基原

ショウガ科(Zingiberaceae)のショウガZingiber officinale Roscoeの根茎

主な薬理

生姜は、風邪(感冒)、鼻かぜ、熱性疾患を主訴とする葛根湯、香蘇散や、胃腸の疾患を主訴とする六君子湯に配合される生薬です。
生姜単独では、以下に示す鎮痛作用、鎮咳作用、鎮吐作用、健胃作用が報告されています。


活性成分

[鎮痛作用]2)
ショーガオール(6-shogaol),ギンゲロール(6-gingerol)
[鎮咳作用]2)
ショーガオール(6-shogaol)
[鎮吐作用]3,4)
ギンゲロール(6-,8-,10-gingerol),ショーガオール(6-,8-,10-shogaol)
[健胃作用]5,6)
ジンギベレン(α-zingiberene) ,ギンゲロール(6-gingerol) ,ショーガオール(6-shogaol) ,ギンゲスルホン酸(6-gingesulfonicacid)
[腸管輸送能亢進作用]7)
ギンゲロール(6-,8-,10-gingerol),ショーガオール(6-shogaol)
[止瀉作用]8) 
ギンゲロール(8-,10-gingerol),ショーガオール(6-shogaol)
[胃排出能亢進作用]9)
ギンゲスルホン酸(6-gingesulfonicacid),ショーガスルホン酸(shogasulfonicacidA)
[小腸輸送能亢進改善作用]10)
ショーガオール(6-shogaol)

引用

1) 橋本和則:第14回生薬に関する懇談会,テーマ「生姜」,p.15(1998).
2) 油田正樹:現代東洋医学,8,45(1987).
3) J.Yamahara,et al. :J.Ethnopharmacology,27,353(1992).
4) T.Kawai,et al:PlantaMedica,60,17(1994).
5) J.Yamahara,et al. :J.Ethnopharmacology,23,299(1988).
6) M.Yoshikawa,et al. :Chem.Pharm.Bull.,42,1226(1988).
7) J.Yamahara,et al. :Chem.Pharm.Bull.,38,430(1990).
8) 黄 啓営ら:薬学雑誌,110,936(1990).
9) K.Hashimoto,et al. :Biol.Pharm.Bull.,25,1183(2002).
10) K.Hashimoto,et al. :Planta Medica,68,936(2002).

この生薬が使われる代表的な漢方処方


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