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芍薬(しゃくやく)

[生薬辞典]

芍薬(しゃくやく)

基原

ボタン科(Paeoniaceae)のシャクヤクPaeonia lactiflora Pallas又はその他近縁植物の根

主な薬理

芍薬は、鎮痛、鎮痙を主訴とする芍薬甘草湯、桂枝加芍薬湯や、婦人病に適応される当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遙散に配合される生薬です。
芍薬単独では、以下に示す鎮痙作用、鎮痛作用、血流改善作用、子宮筋収縮抑制作用が報告されています。


活性成分

[鎮痙作用(PTZ誘発痙攣に対する作用)]2)
ペオニフロリン(paeoniflorin),ペオニメタボリン(paeonimetabolin-I)
[血流改善作用(血管内皮依存性血管弛緩作用)]3)
ペンタガロイルグルコース(penta-gallylglucose)
[鎮痛作用]4-6)
ペオニフロリン(paeoniflorin)
[子宮筋収縮抑制作用]1,7)
芍薬水製エキス
[記憶障害改善(空間認知障害に対する作用)]8,9)
ペオニフロリン(paeoniflorin),オキシペオニフロリン(oxypaeoniflorin),ベンゾイルペオニフロリン(benzoylpaeoniflorin)

引用

1) 一木宏之ら:第12回生薬に関する懇談会,テーマ「芍薬」p.28(1996).
2) 服部征雄ら:第12回生薬に関する懇談会,テーマ「芍薬」p.33(1996).
3) 寺沢捷年ら:第12回和漢医薬学会大会要旨集,p.29(1995).
4) 高木敬次郎ら:薬学雑誌,89,879,(1969).
5) 木村正康ら:治療学,14,409(1985).
6) 高木敬次郎ら:Proc.Symp.WAKAN-YAKU,1,11(1967).
7) 吉崎克明ら:第13回和漢医薬学会大会要旨集,p.62(1996).
8) 赤澤康平ら:J.Trad.Med,12,376(1995).
9) 赤澤康平ら:J.Trad.Med,13,243(1996).
10) 小橋恭一ら:代謝29,臨時増刊号,p.48(1992).
11) 田中 隆ら:日本生薬学会第43回年会講演要旨集,p.108(1996).

この生薬が使われる代表的な漢方処方


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