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延胡索(えんごさく)

[生薬辞典]

延胡索(えんごさく)

基原

ケシ科(Papaveraceae)のCorydalis turtschaninovii Besser forma yanhusuo Y.H.Chou et C.C. Hsuの塊茎

主な薬理

延胡索は胃炎を主訴とする安中散に配合される生薬です。
延胡索単独では以下に示す、抗潰瘍、消炎、鎮静作用などが報告されています。


活性成分

[抗寒冷ストレス潰瘍]1)
デヒドロコリダリン(dehydrocorydaline).
[胃液分泌抑制作用]2)
デヒドロコリダリン(dehydrocorydaline).
[抗胃・十二指腸潰瘍]3)
デヒドロコリダリン(dehydrocorydaline).
[抗水浸拘束胃潰瘍]4)
水製エキス.
[抗アレルギー作用]5)
メタノールエキス.
[サイトカイン産生抑制]6)
メタノールエキス.
[抗炎症作用]7,8)
デヒドロコリダリン(dehydrocorydaline).メタノールエキス.
[カルシウム拮抗作用]9)
テトラヒドロパルマチン(tetrahydropalmatine).
[鎮静作用]10)
テトラヒドロパルマチン(tetrahydropalmatine).

引用

1) 倉橋和義ら:現代の臨床,4,197(1971).
2) 渡辺和夫ら:応用薬理,8,1105(1974).
3) 荘司行伸ら:日薬理誌,70,425(1974).
4) 矢野真吾:PROGRESS IN MEDICINE,17,887(1997).
5) H.Matsuda,et al.:Biol.Pharm.Bull.,18,963(1995).
6) 永井博弌ら:和漢医薬学雑誌,16,51(1999).
7) 松田秀秋ら:Natural Medicines,51,293(1997).
8) 松田秀秋ら:和漢医薬学雑誌,15,64(1998).
9) 汪 大金ら:東方医学,13,43(1997).
10) B.Hsu,et al.:Arch.Int.Pharmacodyn.Therap.,139,318(1962).

この生薬が使われる代表的な漢方処方


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