特集 漢方の実力

抑肝散の実力

水上勝義先生

西洋医学では対処法に乏しく困っている領域

認知症の「周辺症状」の改善に有効な可能性
-抑肝散(よくかんさん)

水上勝義先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科精神病態医学分野准教授)

麦門冬湯の実力

入船和典先生

西洋医学では対処法に乏しく困っている領域

かぜの後の長引く咳を早期に改善することができる-麦門冬湯(ばくもんどうとう)

入船和典先生(愛媛大学大学院病態情報内科学(第二内科))

論文の意義:かぜの後に咳が長引き、鎮咳剤が効かない時にも、麦門冬湯により早めの改善が期待できる

かぜをひいた後、ほかの症状はよくなったのに、なかなか咳が止まらないと…

論文の概要:かぜ症候群後遷延性咳嗽(PICP)に対する麦門冬湯の鎮咳作用

Antitussive effect of bakumondoto a fixed kampo medicine (six herbal …

当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸の実力

久保田俊郎先生

西洋医学では対処法に乏しく困っている領域

更年期女性に対して最も多く処方される3つの漢方薬は、不眠症状を改善する
-当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遙散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

久保田俊郎先生(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生殖機能協関学教授)

六君子湯の実力

楠裕明先生

西洋医学を含めて最先端の医学

機能性ディスペプシアの患者さんで、消化管運動機能の改善効果が証明された
-六君子湯(りっくんしとう)

楠裕明先生(川崎医科大学総合臨床医学講師)

新井誠人先生

西洋医学を含めて最先端の医学

食欲をコントロールする消化管ホルモンのグレリンを増やし、食欲不振などを改善する
-六君子湯(りっくんしとう)

新井誠人先生(千葉大学医学部腫瘍内科助教)

論文の意義:六君子湯の食欲不振改善メカニズムの1つは、消化管ホルモン・グレリンへの効果

食欲不振は日常的によくみられるものですが、その原因に、COPDや腎機能障…

大建中湯の実力

堀内朗先生

西洋医学では対処法に乏しく困っている領域

刺激性下剤を使いにくい時に、慢性便秘症に伴う腹部膨満感や腹痛を軽減する
-大建中湯(だいけんちゅうとう)

堀内朗先生(昭和伊南総合病院消化器病センター長)

論文の意義:大建中湯は腸管内ガスを減らし、慢性便秘症で起こるお腹の張りや痛みを軽減する

慢性便秘症では、大腸の粘膜や神経の集まりに作用して排便を促す大腸刺激…

論文の概要:慢性便秘症患者における漢方薬・大建中湯の効果

Effect of traditional Japanese medicine, Daikenchuto (TJ-100) in pati…

牛車腎気丸の実力

河野透先生

西洋医学では対処法に乏しく困っている領域

抗がん剤オキサリプラチンの末梢神経障害を軽減し、大腸癌の抗がん剤治療をより効果的に進めることができる-牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

河野透先生(旭川医科大学外科学講座消化器病態外科学分野 准教授)

茵ちん蒿湯の実力

河合清貴先生

西洋医学では対処法に乏しく困っている領域

肝切除術後の肝機能悪化や死亡をもたらす、「虚血-再灌流障害」を減らすことができる-茵ちん蒿湯(いんちんこうとう)

河合清貴先生(名古屋大学医学部腫瘍外科)

補中益気湯の実力

新見正則先生

西洋医学では対処法に乏しく困っている領域

新型インフルエンザ感染に対する予防効果が期待できる
-補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

新見正則先生(帝京大学医学部外科准教授)

論文の意義:新型インフルエンザA感染予防に、抗ウイルス薬やワクチン以外の手段が求められている

世界的な流行により注目された新型インフルエンザA(H1N1)は、日本では20…

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